地域のお宝発見!

先日、暁雨館によく来てくださるお客様のFさんが「お宝お宝!」と嬉しそうに来館されました。その手には1枚の古い写真が…。なんと、それは土居町関川に架かっている「熊谷橋」の昔の様子を捉えたものでした。ご近所の方が所有されていたものをFさんがお借りして、暁雨館に持ってきてくださったのでした。

 

現在の熊谷橋(土居町上野)

実は昔の熊谷橋の欄干の文字は、明治25年頃に郷土の先人「尾埼星山」が書いたといわれています。その欄干の実物が暁雨館に収蔵されていますが、こうして実際に架かっている頃の写真を見たのはFさんも暁雨館職員も初めてでした。電信柱(もしくは電柱)が立っていたり、自転車が使用されていたりする点から、写真は明治25年頃~大正時代に撮影されたものではないかと思われます。写真にはその他、茅葺の古い家や風車、立派な石垣などが写っていて、見れば見るほど面白いです。

 

暁雨館に収蔵している熊谷橋の欄干

そしてありがたいことに、写真の所有者様が暁雨館に寄贈してもいいとおっしゃってくださったことから、写真はFさんから暁雨館へと受け渡され、この度いただけることになりました。寄贈してくださった所有者様、資料の発見を伝えてくださったFさん、本当にありがとうございました。地域の記録を伝えるお宝に出会えたことをとても嬉しく思います。

地域にはまだまだこうしたお宝が眠っているのかもしれません。そう思うと胸がワクワクした今回の出来事でした。

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