令和4年6月10日(金)、小富士小学校4年生の児童の皆さんが「日露戦役紀念碑」(別名:顔の無い紀念碑)について学ぶために、紀念碑のある八坂神社を訪れました。小富士小学校では総合的な学習の一環として、土居町出身の先人で「小富士三先哲」の一人である安藤正楽の学習を進めており、暁雨館学芸員も現地に赴いて、正楽が撰文した紀念碑には「どんな内容が書かれていたのか」、その内容は「どうして削られたのか」などを解説しました。
話を聞く児童の皆さんの表情は真剣で、プリントの裏までびっしりとメモをしたり、たくさん質問をしたりするなど、熱心に学ぶ姿に学芸員も胸が熱くなるほどでした。
戦争に反対し、地域の人たちの人権や幸福を守ろうとした安藤正楽。その生き方に学んだ児童の皆さんからは、終わりの挨拶で「顔の無い紀念碑についてよく分かりました」「これからも勉強を頑張ります」との力強い言葉が。頼もしい後輩があとに続き、先人の正楽さんも喜んでいるだろうと思った今日の学習会でした。暁雨館にもまたぜひ学びに来てくださいね。