発掘調査速報展 記念講演会を開催しました。

昨日12月9日は、発掘調査速報展のイベント第6弾「発掘調査報告会2」、

そして愛媛大学から柴田昌児教授を講師にお招きして「記念講演会」を開催しました。


はじめに「発掘調査速報展2」では、中勇樹学芸員がSfMやGISなどを使用した、

新しい技術による遺跡の記録について解説を行いました。

近年では市内でもこうしたシステムを活用しながら調査が行われているそうです!

 


続いて柴田昌児先生の「記念講演会」では、

「上分西遺跡の調査成果と弥生時代における海人の軌跡」と題して、

上分西遺跡についてご講演いただきました。

 

前半は周辺の遺跡や南海道と上分西遺跡との関連を、

後半は各種遺構と出土品に焦点を当てて、上分西遺跡の集落の様相や

居住者の性格についてお話ししていただきました。

 

交易を担った海人のことや、宇摩平野が文化の結節点であったことを知り、

みなさんますます当地域の遺跡への興味がわいてきたようです。

講演中の熱心なメモはもちろん、イベント終了後の展示室も、

お話に登場した出土品を改めて見学しようとする参加者の方々でにぎわいました。

 


次回の速報展関連イベントは、来週12月16日(土)、

ギャラリートーク(10:00~11:00)とVR体験会(11:00~12:00)です。

(イベントの詳細はこちらをご覧ください。)

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