12月7日(土)、西予市にある愛媛県歴史文化博物館において同館主催の歴史文化講座「愛媛の祭り・行事」があり、石川学芸員が「四国中央市の祭りと行事~「川之江の秋祭り」を中心に~」と題して、市内川之江町に伝わる秋祭りをはじめ「豊受山の風穴祭り」や「畑野の薦田踊り」など、実際に現地で調査し、関係者の方に聞き取りした内容などを約30分お話ししました。どの祭りや行事も少子化や高齢化などによって後継者が減っていることや、その中でもそれぞれの思いを持って継承している地域の方々の声を伝えるとともに、市内の祭りや行事のこうした現状や課題に対する四国中央市の取り組みや、地域の郷土資料館である暁雨館の役割についてもお話しました。
また、内子町や松野町に継承されている祭りや行事の事例についても発表があり、後世に継承するための具体的な取り組みが紹介されるなど、発表者側にとっても学びの多い時間となりました。
今回の講座を通して、改めてふるさと宇摩の祭りや行事を大切にしたいとの思いを深めるとともに、だからこそ暁雨館ができることは何だろうと考える機会となりました。貴重な場を提供してくださった関係者の方々や参加された受講生の方々、そして、これまで調査に協力してくださった地元のみなさん、本当にありがとうございました。