12月21日(土)
川之江隣保館の「クリスマス会」にお招きいただき、おはなし会をしました。
初めのお話は、11月から追悼展を行っている谷川俊太郎さんの「へいわとせんそう」。
へいわな生活とせんそうの中での生活を見比べながら、じっと考えているみなさんの真剣なまなざしが心に残りました。
「本当は同じなのに・・・。」というつぶやきも聞こえてきました。
てき、みかた関係なく、いつの時代でも、どこに生まれても、
「命の重さはみんな同じ」。
その当たり前のことを忘れないようにしたいと思いました。
次のお話は、tupera tuperaさんの「やさいさん」。
「やさいさん、やさいさん、だあれ。」・・・絵を見ながら、何の野菜か考えてくれました。
みんなで「すっぽーん」と掛け声をかけると、いろいろな野菜がとびだして楽しかったですね。
「この絵本にも、仲よく過ごすヒントがあるんだよ。」と前置きして読んだら、
「未来を考える(予想する)」「力を合わせる」「よく見て相手のことを想像する」と、
たくさんのすてきな答えが返ってきてびっくりしました。
きっと、見えないところにある大切なものを見つけてくれるだろうなと、嬉しくなりました。
3番目は、ウクライナ民話の「てぶくろ」。
暖かい手ぶくろの中に動物たちが次々とやってきて、「もう入れないよ。」と思うくらいぎゅうぎゅうづめに・・・。
でも、なんとか動物たちは、みんな一つの手ぶくろの中に仲よく入りました。
てぶくろは、人の心のことだったのかもしれませんね。
そして最後は、みんなでにぎやかに「ジングルベル」をうたって締めくくり。
歌も楽器の演奏も、とてもすてきでした。