図書館指定管理移行一周年記念イベント『神楽公演』
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四国中央市図書館指定管理移行一周年記念イベントとして神楽公演が行われました。
11月12日(土)、ユーホール(土居文化会館大ホール)にて、広島県安芸高田市の神幸神 楽団による神楽公演が行われました。神楽は、日本神話の神様にささげる歌や踊りです。農村では秋の稲刈りを終えた時期に、収穫を感謝して神楽が舞われま す。豊作、豊漁を願い、病気を追い払う儀式として古くから伝承されてきた神楽は、人々に幸福が訪れるように願う舞でもあります。今回の演目は「滝夜叉姫 (たきやしゃひめ)」と「大蛇(だいじゃ)」、「恵比寿舞(えびすまい)」でした。神幸神楽団(広島県無形民俗文化財指定)は安芸高田市美土里本郷の津間 八幡神社(神幸神社)氏子により形成され、約200年の歴史を持ちます。会場を埋め尽くした観客は、幻想的で勇壮な神楽の世界に引き込まれていました。
「滝夜叉姫」
「大蛇」
「恵比寿舞」と観客に餅くばり
素戔嗚尊(すさのおのみこと)は、出雲の国・簸(ひ)の川の川上で翁、媼とその娘櫛稲田姫(くしいなだひめ)が嘆き悲しんでいるところに出会います。年ご とに現れる八岐大蛇に7人の娘を食われ、ついに一人を残すのみとなったというのです。素戔嗚尊は大蛇退治のはかりごとをめぐらし、毒酒を大蛇に呑ませて大 格闘の末退治しました。大蛇の体内から出てきた一振りの剣を「天の叢雲の剣(あめのむらくものつるぎ)」と名付けて天照大神に献上。めでたく櫛稲田姫と結ばれました。