1月13日(日)の愛媛新聞で「ふるさと写真展~くらしの風景~」のことが紹介されたこともあり、朝からたくさんのお客さんが見に来てくださいました。そんな中、小学校の運動場で子どもたちが何かの練習をしている写真を熱心に見ている人がいたので、話しかけてみました。「館長、この写真の中で先生が立っている台はなあ、昭和25年に天皇陛下が行幸で土居においでた時に立たれた台なんよ」と教えてくれました。「えっ、そんなに貴重なもの」と驚いていたら、午後から来たお客さんも「この台は、昭和天皇が行幸でおいでた時に、使われた台なんよ」と教えてくださいました。その話を学芸員にすると、学芸員がかすかな記憶をたどってなんと「昭和天皇の行幸(土居町 昭和25年)」という写真を見つけてきたのです。その写真には、土居駅前でたくさんの人たちが天皇陛下を囲んで万歳をしている風景が写っていました。そして、中心にいる天皇陛下が立っている台は、まさしく、あの写真で先生が立っている台と同じでした。さっそく、「天皇陛下の行幸」の写真を以前から掲示している写真の横に貼りました。
以前紹介したコメントカードにもお客さんが感想や思いを書き込んでくださっています。そのコメントを見たお客さんが「そうそう、私もあの時は・・・」と話が広がっていきます。写真展という催しが、お客さんの思いと協力が加わることによってよりよいものへとなっていくことがとてもうれしいです。本当にありがとうございます。
地域の方が持って来てくださいました。