6月29日(土)に第2回暁雨館大学が29名の出席のもと行われました。
今回は、「安藤正楽と考古学・人類学」と題して、愛媛県歴史文化博
物館専門学芸員の冨田尚夫先生に講演していただきました。冨田先生
は、愛媛県教育委員会文化財保護課にも勤務され、日本考古学や県内
の考古学研究史、古墳時代などを専門に研究されています。
また、「四国中央市東宮山古墳の発見経緯と陵墓参考地治定について」
も執筆されています。
講演では、正楽が残した考古学に関する資料から、考古学という言葉、
学問が出来て間もない愛媛において、当時最先端の技法を使って土居町
で発掘調査を行っていることや、正楽が在籍していた東京大学人類教室
の研究動向をうかがい知ることができることなど、正楽の資料を今後、
多面的に活用することが可能であることをお話しくださり、充実した時
間を過ごすことができました。冨田先生、貴重なお話を本当にありがと
うございました。