令和3年2月23日(火・祝)、今年度最後となる第5回暁雨館
大学が開催されました。最終回の講師は愛媛県歴史文化博物
館専門学芸員の大本敬久さん。講話「民俗の視点で地域を見
つめ直す―暮らしと伝承―」を31名の受講生のみなさんが熱
心に聞き入りました。
大本さんは、地域性や伝承性を問う「民俗」の視点について
お話しされたあと、県指定の無形民俗文化財である「鐘踊り
」(新宮)や「薦田踊り」(土居・畑野)などの伝統舞踊、
そして秋の地方祭を盛り上げる各地域の太鼓台についてなど、
身近に伝わるモノやコトを題材に四国中央市の生活文化とそ
の特徴についてお話ししてくださいました。
当たり前に思っていたものも民俗の視点を通し、他地域との
繋がりの中で見つめ直すと、かけがえのないふるさとの”タ
カラモノ”に思えてくる―。そのように感じた講座となりま
した。
全5回の暁雨館大学を終え、改めてふるさと宇摩の魅力と面
白さを実感します。貴重なお話をしてくださった講師の大本
さん、そしてこれまで一緒に学んでくださった受講生のみな
さん、ありがとうございました。また来年度の暁雨館大学で
お会いしましょう!