風穴祭りに参加しました!

9月12日(日)、豊受山(標高1,247m)にある豊受神社で行われ

る「豊受神社風穴祭り」に参加させていただきました。この祭り

は、「やまじ風」が吹き出すといわれている岩穴に365個の団子

を投げ込み、風の神を鎮める風鎮祭で、年2回(夏・秋)行われ

ています。四国中央市の指定無形民俗文化財にも指定されている

「風穴祭り」。今回、地域の祭りや行事を調査する一環で、両館

の学芸員が参加し、今年の担当地区である豊岡町大町中通り地区

の皆さんと共に、風の神様へのお供え物を担いで豊受山山頂を目

指しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中3箇所に吊り下げられている銅鑼(どら)に見立てたフライ

パンを叩きながら(獣除けだとか。)、険しい山道を登ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳥居を抜けるといよいよ豊受神社に到着。神事を行い、やまじ風

の風穴とされる岩穴にお米で作った団子(夏は麦の団子)をみん

なで一斉に投げ込みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰りはお供え物のお揚げやご飯を山の獣たちにもお供えしながら

下山しました。やまじ風の害が少なければ農作物も順調に育ちます。

「これで豊作になるね」とみんなでお話ししながら帰りました。

長い年月をかけて、地域のみんなで守り伝えてきた「風穴祭り」。

大変な行事ではありますが、自然に対する感謝や祈りを改めて感じ

ることができました。参加することができ、本当に良かったです。

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