先日、ゆうパックが届きました。「誰からだろう？」と思って送り主を見てみると、埼玉県のHさんからでした。Hさんは、わが郷土の先人 白木 豊について調べていて、4年前に当館で企画展「白木 豊 平和をうたう」を開催した時にご来館された方です。届いた資料の中に東京都の文京区アカデミー推進部アカデミー推進課 文京ふるさと歴史館編集・発行のパンフレット「文（ふみ）の京（みやこ）ゆかりの文化人」が同封されていました。「なぜ、このパンフレットが・・・？」と思って、手紙を読んでみると、なんと、「令和5年に記念の年を迎える主なゆかりの文化人」ということで、宮沢賢治や林芙美子、サトウハチロー、新渡戸稲造などそうそうたるメンバーの中に、四国中央市の先人 尾藤二洲の名前も紹介されていました。早速、文京ふるさと歴史館に電話をして、パンフレットに掲載されたいきさつを聞いてみると、尾藤二洲は寛政の三博士と呼ばれ、現在の文京区にあった昌平黌で長らく主任教官を務め、当時の教育界をリードしたこと。そして、今も大塚先儒墓所（文京区）に眠っていることなどを教えていただきました。“ふるさとの先人が遠く離れた東京で紹介されている”なんともうれしくなりました。
