本日(3/9)、新居浜市大生院公民館主催のイベント「近藤篤山先生の孝道を訪ねて」が行われ、大生院地域の参加者11名が暁雨館に来館し、江戸後期の儒学者「近藤篤山」について学ばれました。篤山は四国中央市土居町の出身で、のちに小松藩校「養正館」の儒官として活躍した人物ですが、少年・青年時代は別子銅山で過ごし、篤山の父親がのちに現在の大生院地域に暮らしていたことからも大生院の方々にとって縁のある人物です。暁雨館ではまず、学芸員から篤山の生い立ちや人柄についての話を聞き、その後、篤山の生誕地碑や小富士公民館の篤山歌碑、小富士小学校の篤山の記念碑など、土居町内の関連地を巡られました。
参加者の皆さんは、篤山がふるさと宇摩に里帰りや墓参りを欠かさなかったことなどに触れ、「篤山先生の生き方ってすごい」「私も心を磨こうと思いました」といった感想を述べられていました。儒学の中でも大切な概念とされる「孝」の教えを大切にし、親孝行をするなど自らもまた実践した篤山の実直な生き方について、大生院の皆さんと思いを馳せることができて良かったです。楽しく充実したひと時をありがとうございました。またのご来館をお待ちしております。